宅配クリーニングで取り扱い不可の衣類を送ったらどうなる?
宅配クリーニングで取り扱いできない衣類があるのをご存知ですか?
店舗なら対象外の衣類があれば目の前で判断してもらえますが、宅配クリーニングはその名の通り宅配で送るため、あらかじめ利用者側が把握しておく必要があります。
さまざまな業者がありますが、取り扱いできない衣類を確認しやすいように、イラストを入れるなど工夫して公式サイトへ掲載されています。
まずは事前にチェックしておきましょう。
- 取扱除外品を確認
- 取扱除外品を送ったときの送料
- 取扱除外品を送ったときの会社からの連絡方法
この3つは、宅配サービスという性質上、利用する前に抑えておきたいポイントです。
取扱除外品はどんなもの?
取扱徐外品について、サイト上で説明されているので、宅配クリーニングを利用する前に、まずは確認してみましょう。
取り扱いできない品目があるのは、品質を保つことができないと判断されるためです。
せっかくクリーニングに出したのに、衣類の状態が劣化したり、元の状態にならない可能性があるものは、あらかじめ除外されています。
取扱できないもの
一般的に以下の品目は取り扱い除外品となっています。
- 靴下、レギンス、下着、水着、オイルコーティング製品
- ゴム引き製品
- 極度に劣化したポリウレタンコーティング
- 会社側で洗浄不可と判断したもの
- 皮革・毛皮製品
- 着物・和服類
- 肌着・下着類
- 帽子・ドレスなど輸送中に型崩れが危惧されるもの
どんな状態の衣類が除外されるの?
品目以外に、洋服の状態によっても取り扱いできないケースがあります。
- 穴やキズがひどいもの
- 異臭がひどいもの
- 汚物がついたもの
- 乾いていないもの
- ペットの毛が大量についたもの
- ドライクリーニングも水洗いも不可能な場合
皮革・着物を取扱可能なところは?
皮革・着物は高級なものが多く、クリーニングの扱いも特殊であることから宅配クリーニングでは取扱徐外品になっていることがほとんどです。
しかし、ニーズが高い品目なので、将来的にサービスを提供できるように試みている業者もあります。
これらの衣類は、大事に長く着用したいものであるだけに、何とか対応してもらいたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
宅配クリーニングのリネットでは、通常のお届けよりも日数がかかりますが、皮革や着物を取り扱っています。
ただし、特殊なクリーニング工程となり、一般の衣類と区別されるのでお届け日数が3週間ほどかかってしまいます。
それでも、皮革や着物を取り扱っている宅配クリーニング自体が少ないので貴重な存在ですよね。
コスプレ衣装はクリーニングに出せる?
コスプレ衣装のクリーニングにお困りの方も多いのではないでしょうか。
自宅では洗濯できそうにないし、クリーニング店に持ち込んだけれど断られたという方もいらっしゃるかもしれません。
宅配クリーニングでもコスプレ衣装を取り扱っている業者があります。
せんたく便には「コスプレパック」といって、コスプレ衣装専用のメニューがあります。
リボンや手袋、マント、ベルトなど付属品もまとめてのセット料金で、次のイベントまで保管してもらえるサービスもあり。
保管サービスを利用して、次のイベント日に会場まで届けてもらうことも可能です。
保管期間は最長60日ですが、オプションで200/月で延長もできますよ。
取扱除外品を送ってしまったときに送料がかかる
取扱徐外品をうっかり一緒に送ってしまうと、会社によって往復送料や返送だけの送料負担が必要となります。
(一部の会社では、仕上がり品と無料で同梱するところもあります。)
管理の都合上、送料がかかるのはやむを得ないでしょう。
仕上がり品と同梱で送料がかからないという業者もありますが、〇点まとめて△円のようにパック型クリーニングの場合は注意が必要です。
うっかり取扱除外品を入れてしまうと結果的に1点当たりのコストが上がってしまいます。
送料を負担しなくて済むように、事前に取り扱いの可否を確認しておきましょう。
業者からの連絡はメール?電話?
業者から取扱徐外品が同梱されている旨の連絡があって、初めて気づくという方もいらっしゃるでしょう。
そういった場合の連絡はメールもしくは電話です。
(「連絡はメールのみ」としている会社もあるので注意しましょう。)
取り扱いの有無について、公式サイトにも記載がありますが、判断しづらいものは事前に電話やメールで確認しておくと安心かもしれませんね。
発送前に確認を
宅配クリーニングサービスは、PCやスマホ、タブレットから簡単に申し込みできる便利なシステムです。
店舗への持ち込みや引き取りの手間が省けるのは、忙しくて時間が取れない方にとってはかなり重宝しますよね。
まとめてクリーニングに出せるパック型の場合は、同梱できる品数にばかり意識が向いて、取り扱い品目の確認がおろそかになりがちです。
気持ちよく利用するためにも、衣類の状態を含めて、送る前にしっかりチェックしておきましょう。